銀行預金するな!

▲結論
現金(貯金)のみの資産保有をやめ、現金以外(物)に分散させる。
→株式,外貨,金(ゴールド)等を保有する。


▲なぜ貯金が推奨されるか。
過去の日本では、
銀行預金(郵便貯金)しているだけで、利息により100万円が約10年で200万円になりました。
それもノーリスクで。
金利5%以上…。
驚異的な金利です。

つまり、貯金するだけで、安全かつ確実にお金が増やせました。

たぶん、その名残り(貯金神話)もあり、だいたいの人は、得たお金(小遣いや、お年玉)をしっかりと貯金するよう、教育されたと思います。

そして、だいたいの人は社会人になっても、働いて得た収入を当然のように貯金して来たはずだと思います。
貯金神話により、貯金が大好きな人が増え、
気がつけば、貯金が絶対的になりました。

…それが当たり前。
 それが常識。
 貯金こそ大正義。


銀行等へ貯金するメリットは何でしょうか?
最大のメリットが【元本補償】です。
・元本補償とは、銀行預金等について
 全運用期間にわたり元本割れしない
 (元本額が減らない)ことを保証する
 商品の事です。

資産が増えなくても、預金額が減るよりマシと考え、元本補償を目的に銀行等へ貯金する人が多いと思います。

元本補償…聞こえは良いです。
そして、確かに「見えている金額」が減る事は無いでしょう。
では、お金の「価値」が下がった場合はどうでしょうか。
「お金の価値も何も、100円は100円だろ?」と思う人もいると思います。

いいえ。
お金の価値が下がる場合もあります。

2013年に日銀がインフレ率2%を目指す旨、発表がありました。
インフレにより、銀行預金等のお金は、目減りします(タンス預金も同じ)。

インフレとは、
「物」の価値が上昇した状態です。

例えば、
今日1本100円で買えたバナナが物価上昇により、翌日は1本200円となる状態です。
つまり、物価が上がり、これまで以上の支払い額が必要となります。
結果的に、お金の価値が下がっている状態となります。

実感が湧かない人が多いと思いますが、
インフレによる影響は、現に私生活の中に出ています。

例えば、ポテチ等のお菓子は、値段高くなっていませんか?
もしくは、値段が変わらないのに、入っている量が減っていませんか?
身近な物の物価が相対的に上昇しています。
・衣服
・食飲品
・住宅販売費
・電気料
ティッシュ等の日用品
・車
・外食費
・学費

あらゆる物の価値が上昇し、貯金額が目減りする状態であるなら、
もはや【元本補償】が安心と言えないです。
私自身は、銀行預金(郵便貯金)のみの資産保有については、リスクと考えます。

※インフレ(物価上昇)は、
 本来私たちを苦しめる目的でなく、あくまで
 経済の活性や成長を目的としており、
 給料が上がる等メリットもあります。

さて、
とある大手銀行の現預金金利は、
0.001%です。
100万円が10年で、100万100円になります。そして、利益は税引きされ80円になります。
驚愕的な数字です。

ちなみに、実は銀行預金も投資です。
多くの人が投資が怖いと考えると思いますが、
銀行で貯金している人は、その利子(リターン)が貰えます。

立派な投資です。
ただし、前述のとおり、金利(リターン)がゴミみたいに低いです。
だいたいの人は「貯金をしなさい」と育てられたわけで、銀行預金等しか手段を知らず、何にも気付かず投資しているのです。

では、低金利の中、インフレに対応する手段とは何でしょうか?
それは、現金(貯金)のみの資産保有をやめ、
他の資産(物)に変えることです。

具体的には【株式】をはじめ、
【外貨、金(ゴールド)、不動産】を資産として保有することです。

現代の日本人の、とくに若い人たちの金融リテラシーが低すぎる原因は、教育にあります。
こうした金融の知識、情報について教えてもらう機会がないからです。

(参考:預金利息の比較(税引き前))
●大手銀行(元本補償)
・利率:0.001%
・100万円が10年で100万100円
●ネットバンク(元本補償)
・利率:0.1%
・100万円が10年で101万円
●個人向け国債(元本補償)
・利率:0.05%
・100万円が10年で100万5千円
 ※10年の場合、変動金利のため、
  3年×3回で据置き。
●学資保険
・利率:0.3%
・100万円を10年で103万
 ※返戻率を利率へ無理やり変換
 ※他保険は、今後記事にします。
インデックス投資
・利率:5%
・100万円が10年で162万円
 ※株投資の平均点と考えてください


銀行って、なかなか乱暴なお金の借り方していますよね?

こうして私は、
銀行預金の在り方を改めてました。
また、リターンを知る事で、
改めてパチンコや宝くじ、保険をしてなくて良かったと思いました。
なぜなら、リスクをとった割にリターンが小さいです。

何事も相場を知る事は大切です。
相場を知る事で不要な支出を抑えられ、
損せず、得が得れると思います。